2月27日 川村記念美術館:その3「動植物」
「川村記念美術館の続きでございます。本館、分館など建物を見て、今度は庭園散歩を楽しみましょう」
「一日のお出掛けを何回も報告する嫌らしさは……皆さん、もう慣れましたか」
「まずは何度も出てきたが、中心になる池と彫刻」
「美術館の庭という雰囲気ですねえ」「この池には鳥も多い。飼っているのも、飛来するのも……」
「はい、庭園への入場料はいりませんが……何という鳥です」「庭園の植物はまだ冬の名残で、こちらは福寿草」
「……鳥の名前が分からないから、あわてて話題をそらしたな」
「これももう季節が終わりかけているなあ」「これは南天ですか」
「さ、さあ……何てんじゃろう」
「いい加減だね」「最後に、これは……何の花じゃろう」
「これ、菜の花って洒落ですか。かなり無理がありますねえ」
「今回は花を追って歩いたが、山に入るコースもあるぞ。山といっても岡の程度じゃから、無理なく歩ける」
「はい、皆様もぜひ……って、この美術館はまだ続きますかねえ」
「次回が最終回となります」
「はい、もう少しの辛抱でございます」