8月29日 深川を行く:その14「清澄庭園」

「さあ、実は前ページの木場東陽町からならずぐなのじゃが、実はここでアクシデント」
「何事です」
蜃気楼龍玉真打昇進披露宴があって、椿山荘へ立ち寄り」
「……って、そっちがメインでしょう」
「で、ぐでんぐでんになって、酔い覚ましに深川へ立ち寄り、夜の行徳落語会へ行くという」
「無茶苦茶なスケジュールですね」
「落語関係は別に設けてあるので、表紙から探して下さい」
「さあ、それで、間の3時間を利用してここへ来たということですね」
「この余った時間を利用して、行徳に近い深川を散策しようという企み」
「パーティであれだけ飲んで暴れたのに、大丈夫ですか」
「さあ、どうなりますやら」
「まずは清澄公園
「参りましょう……って、もう写真が2枚も出ていますよ」
を中心とした回遊式庭園。伝統のスタイルも随所に感じられる」
「どういうスタイルですか」
「場所によって世界が変わるという。池のほとりでは海を感じ、裏に回ると山の中、茶室の風流があったり、生活の場を受け止めたり……」
「へえ」
「まあ、完全ではないが、そういう形が見られるということで」
「写真で紹介しましょう」

「最初の写真にも写っている茶室……」
「間近からのアングル……庭の一つの中心です」

「池が見えない所には花もあるのじゃが、季節はずれなので省略」
「写真は」
松尾芭蕉の『古池や蛙飛び込む水の音』の句碑
「今回の散歩は芭蕉がメインでしたね」
「この他石仏群、といっても小さなものじゃが、そういう物もある。これも今回は省略」

に戻りました」
「左が茶室、中央の白く見える建物が入口辺り」

「これは……」
「その入口辺りの建物。研修室として利用できる」
「ということで、庭園だけでこのページはおしまいですね」
「順序から言えば芭蕉庵に行きたいところじゃが、道筋から先に採陀庵(さいだあん)へ行こう」
「はい、それはまた明日」

15:採陀庵へ進む     表紙へ戻る     13:木場公園へ戻る

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