7月10日 ほおずき市

「さて,土曜日の記事じゃが、国際ブックフェアでは丸一日本と触れ合って……といいたいが、実はたったの6時間」
「たった……ですか」
「座ったのも2時間ばかり」
「聞いてない」
「さあ、ここを後にして、今度は浅草へ移動」
「ここもよく来るところですが」
「ところが今日は10日」
「……例によって、ずいぶん報告が遅れていますねえ」
「昨日今日の2日間、ほおずき市が行われていたのです」
「季節のイベントですねえ」

「おい、ほおずき市は何日だったかな」
「はい、5日6日です」
「そうかい、ありがとうよ」
「……あ、いけねえ。9日と10日だった。教えないと……おおおい、さっきの人……じゃ分からないなあ……そこ行く人……じゃあみんな振り返るね…点おおい、5日6日の人、5日6日」
「なぬかようか」
「9日10日……ええ、お忘れ物のございませんように」
「その気になって一席やってますねえ」
「いや、ともかくも、ほおずき市でございます」
「いい色ですね」
「実だけ5つ入ったのが500円」
「声をつぶさなくても……1つ百円ですか」
「枝つきが千円……実は近所のスーパーでは680円」
「あら、安い」
「ただし、色とか大きさとか、さすがにここのは本物」

「見て回るだけでも楽しめますねえ」
「やはり伝統的なものは残したいと思うね」
「写真右、植木なら2500円」
「買ってもいいですね」
「これから落語会なので持ち込みは遠慮しないとな……一番安い5個入り袋は買った」
「持ち込み遠慮って……十冊以上の本を買って、持っているんですよね」
「ううん……そこにちょっと矛盾も感じる」
「しょうがないね」
「さ、落語会に参ろうぞ」
「はいはい、もちろんそれは次のページでございます」

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