水戸を行く:その2 水戸八幡宮

「さて、展覧会を終えて、北へ北へと南下する」
「しない、しない」
「今日は水戸ロマンチックゾーンを散策」
「お散歩がメインですか」
「そういう訳で、ぶらりぶらりと急ぎ足」
「訳の分からない日本語が続いてますよ」
「さあ、最初の場所は水戸八幡宮
「随分奥まで行きますね」

「これは佐竹氏の居城が水戸へ移った時に建立されたもの。1592年水府総鎮守として作られた。本殿は400年の歴史がある訳じゃが、修復中」
「色々な建物がありますね」
「それぞれに小さな神様が祀られている。ここへくればあらゆるジャンルの願いが叶う訳じゃ」

「あらゆるジャンルって何にの神様なんですか」
「農・工・商、厄除け、子育て、それから特に戌亥年生まれの人の守護神」
「武士以外全部ってことですか」
「写真は本堂が見られないから、古いかなって建物を一つ」
「それだけのことでございます」

「こちらは樹齢700年の大銀杏。御葉付公孫樹(おはつきいちょう)と呼ばれている。葉の先に実が出来るのじゃ」
「すごいですねえ」
「どうしても全体は入れられなかった」

「最後に日の出を見る場所」
「初日の出ですか」
「今日は川端の展覧会の後に来たので、既に日は昇った後」
「当たり前だよ」
「さて、ロマンチックゾーンの散策は次のページへ続きます」
「また、だらだらと続けるつもりだな」

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