7月25日 中央区観光協会50周年記念事業

その2 クラシック・ポップスで踊るベリー・ダンス

「さて、午後はオープニング記念の音楽イベント」
「まずはダンスですか」
「アラビアンダンスで人気のミーナ・サレーが登場。まずピアノの高知尾純の『夏の思い出』で踊る」
「珍しい選曲ですね」
「まあ、どんな曲でも踊りのパターンがあって、それを合わせればいいのじゃから……ほら、柳家権太楼は夏祭りで10日間、全部違う曲を全部同じ振り付けで踊ったりした」
「噺家さんとプロのダンサーを比べるのは……」
「まあ、いくつか踊ったのが全部違う振り付けだったことは報告しておこう」
「はい」
「右の写真がミーナ・サレー、下は高知尾さん」
「立って弾いてますね」
「舞台と合わせる関係があるのじゃ」
「なるほど」

「続いて録音による打楽器だけの演奏でのダンス。髪をかき上げるポーズから始まり、腰や胸を振る、色っぽいダンス」
「大家さん大喜び」
「正直に言えば、あまり興味はない」
「嘘……」
「はい、そしてダンスはちょっとお休み。内田奈織ちゃんの登場で、ピアノと合わせて1曲、それからハープによる『踊り明かそう』でダンス……右下の写真」

「バラエティに富んでいますが……」
「そう、ちょっとちぐはぐ。短い時間でやるのなら、3人の調和をしっかり作ることじゃな。要するに企画倒れ」
「はい、物足りない演奏会でした」
「いや、ダンスは一部の動きに面白さを感じるが、正直趣味がない……見ていて飽きてくる。それでも二人の
演奏の質の高さは素晴らしいものがあったぞ」
「あら……そうですか」
「だから、高知尾さんのCD『RISING CROSSOVER』もいただいて……」
「当然サインをさせた」
「当たり。このアルバムも素晴らしいぞ。わしはマニアックなパガナーじゃ」
「パガナーってのは、作曲家パガニーニのファンということで……パガニーニ歴35年」
「パガニーニの協奏曲をリストがピアノで編曲した『ラ・カンパネラ』を更に編曲し、これをピアノにアレンジした『スーパー・カンパネラ』など、クラシックを基にした新しい世界が展開している」
「はい、では演奏としてはまずまずってことで」
「で、最後はもちろん、愛のツーショット」
「はい、そういうことでイベントはまだまだ続きます」

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