７月２５日　中央区観光協会50周年記念事業

その３　ソプラノで歌うポップス・演歌コンサート

「さて、奈織ちゃんの演奏が終わったので、これで今日は帰りましょう」
「いや、それがこの後もお友達が次々登場するのじゃ」
「あら……」
「続いては『ソプラノで歌うポップス・演歌コンサート』」
「訳の分からない企画ですね」
「ソプラノはヨーコ・マリア。まず『誰も寝てはならぬ』」
「あれ……クラシックですよ」
「まあ、これが前座……」
「落語で例えないの」
「右がその写真、後ろにいるのが琴の大江美恵」
「伴奏は琴ですか」
「いや、ピアノとフルートがちゃんといる。フルートは沼田絵恋ちゃん。ピアノは西川幾子さん……2006年の大晦日、イヤーエンドコンサートで奈織ちゃんと共演した二人じゃ」
「あら……じゃあお友達」
「西川さんは、昨年のクリスマスコンサートでも……二人にはその時の写真とお土産を持参」
「また、私的な報告になって来たぞ」

「さて、後は『越冬燕』とか何だとかやっていたが……」
「ひどい言い方」
「間で演奏されたフルートとピアノによるの『リベルタンゴ』が良かったな」
「贔屓目ですかねえ」
「演歌を歌うなら、本格的にクラシックにしてしまうのがいいな……声楽で歌うように出来ていない曲なのじゃろう。これなら普通に歌った方がいいと思うが……それならカラオケ大会みたいになってしまうし……」
「どうすればいいのか分からないでいるな」
「だから、これも企画倒れじゃな」
「あらら、単純な結論」
「そういう訳で、イベントはまだまだ続きます」

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