1月11日 二期会オペラ『椿姫』第3幕

「昨日付けと同じになるが、オペラ『椿姫』の続き」
「あら……昨日は主催の人の写真だけで……」
「まあ、色々誓約があるのよ」
「はい、今日はいいんですか」
「フィナーレの様子をご紹介」
「フィナーレって……」
「第3幕……主人公のヴィオレッタアルフレードは愛し合っているが、伯父のジェルモンヴィオレッタが売春婦だったということで別れさせようとする。ヴィオレッタアルフレードを愛しながら、身を引く。第2幕第1場で『愛してるわ』を連発しながら別れる、名場面じゃな」
「説明が長いね」
「第3幕ではヴィオレッタはすでに病に倒れている。全てを知ったアルフレードが来て、愛を確認するのが、写真左の場面」
「良かった良かった」
「しかし、ヴィオレッタはもう死ぬのじゃ。右下の写真はヴィオレッタが二人で行く約束をした理想郷を夢見ている場面、この直後に彼女は倒れて死ぬ」
「あらら」
「昨日紹介した宮本亜門の演出は、舞台を見ただけであっと驚くこと請け合い……ぜひ皆様お出で下さい」
「あら、もうおしまいですか」
ヴィオレッタ嘉目真木子アルフレード羽山晃生ジェルモン成田博之、今日は他に金子美香森下公博も参加。伴奏西岡奈津子
「紹介が遅い」
アルフレード羽山さんが武満の歌曲を吹き込んだCDがあって……」
「話題が代わりますね」
「昨日は無かったが、今日は持参していただいた」
「また……我が儘勝手の図々しさ……」
「下の図がそのCDにいただいたサイン。ともかく、実に素晴らしいものを作り上げていたのに納得でございます」

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