10月12日 ブラジル・フェスティバル
「さて、後は国立演芸場での夢丸独演会を残すのみ」
「今日のメインですね」
「それがまだ１時間の余裕がある」
「あら、どうしましょう」
「そこで、外苑でも行ってみるかってんで散歩に行ったら、ブラジル・フェスティバルをやっていた」
「偶然見つけたんですか」
「そうじゃな。10日から13日まで、外苑西通りの原宿教会から、青山通り沿いの各地でイベントがおこなれる他、ドトールコーヒーで写真展、無印良店ではマイバッグをプレゼント……などなど、１２の場所で何らかの催しがある」
「大々的ですね」
「映画祭では、ブラジルの映画を毎日４、５本上映。これだけは入場料が必要……１本１５００円、全映画鑑賞券６０００円」
「大家さんは入らないですね」
「もちろん……１時間しかないからな」
「あ、そういう言い訳……（内緒で）本当はケチなんです」
「ポスターは『ＢＯＳＳＡ ２００８』、ブラジルの音楽として有名なボサノヴァを毎日どこかで演奏する。６ヶ所の会場で、午後、毎日１４、５回の演奏会やトークが行われる……まあ、ボサノヴァの演奏家って知らないから、わしが知っているのはムッシュかまやつだけ……」
「はいはい」
「それで、ちょうど神宮の方へ散歩しようと思ったら、ギターとボーカルの犬塚彩子、フルートの東奈帆子のライブが始まるというので、少し見学」
「下の写真ですね」
「犬塚さん、にこにこして楽しそうに演奏し、歌うのじゃが……普通に喋っているのが、最近の俳優のように、けだるい雰囲気。実は歌も同じで、だるい感じがただよって……まあ、曲によっては似合っているかも知れないが、疲れる……そういう訳で、次へ移動。写真右は銀杏並木……もう少しすると色づくのでしょうか」
