2月13日 東京散歩:その2「国技館・相撲博物館」
「両国駅前にあるのが国技館。前回の江戸東京博物館は駅を出て線路づたいに右へ……」
「はいはい、観光案内は結構ですから行きましょう」
「写真は国技館の全景」
「不祥事から相撲は当分お休み……どうなりますかねえ」
「落語や講談にもあるように、八百長は相撲では当たり前じゃないか……7勝7敗の力士にわざと負けてやるなんて、見ていて分かるようなことは昔からあったぞ」
「でもねえ……」
「それが過去には一切なく、今回突然始まったと言う協会、携帯を壊したり失くしたりしている力士。問題はその意識の方なのじゃ。もう再会されなくても仕方がないと思ってしまう」
「はい、本当に何とかしてほしいものです」
「こちらが入り口」
「閉鎖されていますね……あれ、この前に柵があったでしょう」
「それは、ほら……『俺を誰だと思っているんだ。わざわざ田舎から来てやったんだぞ』って……」
「しょうがないね」「こちらは壁の相撲絵」
「はい。ブログのタイトルには相撲博物館とありますが……」
「落語でもお馴染みの江戸の名力士、谷風と雷電についての展示が準備されていた。身長は2メートルそこそこじゃが、とにかく体が大きいから、着物や下駄を見るだけでもすごいぞ」
「はい、皆様もぜひって……寂しい報告ですね」「はい、上の写真は敷地内にある豊国神社と出世稲荷」
「出世は分かりますが、豊国ってのは」
「国を豊かにする、農作物が実る……まあ、そういう歴史が相撲にはあった」
「今の体たらくは……ねえ」
「最後に櫓(やぐら)。太鼓の響きが懐かしい」
「さあ、復活は何時になるでしょうか」
「ということで、両国は今回でおしまい」
「はい、次回は」
「湯島へと移動いたします」
「またしばらく続きます」