2月13日 東京散歩:その1「江戸東京博物館(江展)」

「2月13日は東京散策」
「よく出掛けますね……休日に家にいたことがないでしょう」
「さあ、まずは写真右両国駅。いつもはお江戸両国亭で落語を目的に来るのじゃが、今回は展覧会」
「いつか色々史跡めぐりをしたいと言っていましたが」
「それはまた企画しないとね」
「はい」

上の写真は使わなくなったホームの階段を利用したお雛様
「あら、すごいですね」
15段74体ある」
「へえ」

は駅から出たすぐの所にある相撲像
「不祥事で見られないのは……残念というよりも、困ったものですね」

「最初の目的地は江戸東京博物館。NHKテレビの『江』展を見学」
「はい」
「最初の手紙が逆さまに展示されていた。教えたが、残り1週間だったからなあ……もうどうでもいいのかも」
「どうしたんでしょうね」
「誰も読んでいないのじゃろうな」
「で、大家さんはNHKのドラマは見ましたか」
「そうじゃなあ……主人公が学芸会のようで……見ていてつらいから、一回きりで、後は見ていない」
「じゃあ、この展覧会は」
「実は関係者に招待されたもの。仕方なく行っているのではない。歴史は好きじゃからな。江の父や姉、夫、その他の関係者の手紙や遺品が展示されている。その品物自体は悪くはなかった。ただ、その展示よりも系図などの説明に人だかりしていたのはなぜじゃろう……この辺りの人物関係は誰でも知っていることじゃろうに……今年になってから読んだ歴史小説でも、3つの作品に彼女は登場している」
「人出がすごかったんですか」
「すごいという程ではないが、多かったなあ。展示によってその人物が浮き彫りにされるようなドラマは感じない。だから展覧会としてはハイレベルな物ではない。でもその割合に人は多かった」
「テレビ人気ですかねえ」
は入口にある鳳神社の熊手」
「今回の展示とは関係ありません」
「さあ、国技館へ行こう」
「え……何をしに」
「せっかく来たのじゃから、相撲博物館でも見ようと思って」
「今不祥事で相撲はお休みでしょう」
「俺を誰だと思っているんだ……って言えば開けてくれるじゃろう」
「いつもの手ですね……大丈夫ですか」
「はい、それはまた次のページで」

2:国技館・相撲博物館へ進む      表紙へ戻る

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