１２月６日 池袋
「さて、池袋で二ツ目の勉強会が行われた」
「行きましたか」
「まあ、折角だから、大塚で降りてサンシャインへ遊びに……」
「田舎者だから、一度出ると色々なところに行くのです」
「写真はサンシャインのクリスマスツリー」
「この季節には欠かせないですね」
「左側に噴水がある」
「ああ、きれいですね」
「30分を周期に、音楽に合わせて変化する。今年はケミストリーの曲をメインに演奏会も行われる」
「はい、楽しみです」
「右の写真が一番高く上がった噴水」
「高いですねえ」
「三階まで届いているなあ」
「……言葉に感動がありませんね」
「最近イルミネーションが流行しているが……何かむなしい印象で……」
「どうしてです」
「結論。生活感がないのじゃな。こういうのがあるから人は集まるが、要するに作り物、何かむなしさを感じるのじゃ」
「頭悪いんだから、難しい問題にしないの」
「そういうことで、池袋駅まで移動。駅の反対側、西武のある東口から、東武のある西口へ出まして……」
「ややこしい」
「この東武の奥のショッピング街から表に出ると、池袋演芸場まで１分」
「はい、駅前です」
「残念ながら、今日はここではなく、東京芸術劇場」
「はい、写真が出ています」
「ここはわしの学生時代は古いビルが多かったな。公園はあるが、面に出た途端に暗い雰囲気で、看板に『痴漢に注意』となっていた」
「すごい場所だったんですね」
「演芸場も、ストリップ劇場の上だったから、当時は近寄ることもできなかった」
「神経なんかないのにね」
「さあ、そういうことで、二ツ目の勉強会へ参りましょう」
「はいはい」
「続きはまた次のページで」