8月29日 蜃気楼龍玉真打昇進披露宴:その6「〆」

蜃気楼龍玉真打昇進披露宴、いよいよ佳境ですね」
「兄弟子隅田川馬石師匠の挨拶前の写真」
「どんなご挨拶をされたんですか」
「例によって遅刻のことと、台風か何かで雲助師匠の家に誰も手伝いに行かなかったという話。実は一番弟子の桃月亭白酒師匠に電話したらどうでもいいような返事をしてみんな行かなかったとか……」
「暴露ばかりですね」

「こうして、本人挨拶。お礼とこれからの努力を誓う、まともなもの」
「当たり前ですね」

「最後に白酒師匠による手締め。先ほどの師匠ないがしろ事件についての弁明」
「隅で笑っている人がいますね」
「不謹慎じゃなあ」

「そういうことで、無事手締めですね」
「まあいい締めくくりでいい雰囲気で終わった」

「あれ……何です、これ」
「少し飲み足りないと思ったら、もう終わりですって言われた。ところが、鏡開きをした樽を見付けたのじゃ。何と、まだ4分の1ほど残っているじゃないか……」
「いやしいね」
「折角だからサービス」
「いらない、いらない」

「そういうことで、追い出し。挨拶をされる五街道雲助師匠と弟子3人衆」
「はい、ありがとうございました」

「で、龍玉に、ちょっと来いってんで連れ出して撮った写真がこれ」
「また迷惑を掛けているな。何なんです」
「これは行徳落語会の席亭から贈られたお花。実はこの夜、行徳落語会が開催されるのじゃ」
「あら、偶然ですか」
「それで、行くことになってしまったんで……この写真をお土産に」
「さあ、こうして無事終演。後は引出物をご紹介しよう」

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