4月18日 芸協真打昇進披露宴 その3:開演

「はい、そんな訳で、真打披露がやっと始まった」
「やれやれですね」
「司会は前のページで紹介した春風亭昇太師匠。
『新真打の門出(かろで)』でまず受け、『えー、このー、本日のー、司会をさせていただきます、私が春風亭昇太でございます』でクスクス笑いが起こり、『大変申し訳ませんけど』でどっと受けた」
「さすが……すごいですね」
『さあ、今回も何回噛むことでございましょう』で自己紹介を締め括った」
「括れていませんよ」

「まずは芸協の会長、桂歌丸師匠の挨拶」
「はい、当然ですね」
よきライバルとして芸で競い合ってほしいという激励じゃ」
「さすが会長」

「続いて落語協会の組長」
「え……会長じゃないんですか」
「小三治師匠に譲って、今は組長と呼ばれている、鈴々亭馬風師匠の祝辞。先日の笑点で合ってみんな明るいのが将来楽しみだという紹介」
「笑点の放映は18日に終わりました」

「そういう真面目な話で進むかと思ったら、『不景気不景気と申しますが、せめて噺家ぐらいはブァーッと行きたいと思います。昇太、頼むよ』ってんでおかしな方へ進んだ」
「さすがは馬風師匠ですね」
「写真はその挨拶に笑ってしまった、新真打春風亭鹿の子ちゃん」
「あれ……真打披露で……やっと真打の写真が登場ですか」

「さて、もう一人、こちらは三笑亭可龍君」
「こちらもこのページではお馴染みですね」
「今回は顔見知りでもあり、期待の出来る真打ばかりじゃ」
「では、後の2人を……」
「はい、それはまた次のページで」
「あらら」

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