4月18日 芸協真打昇進披露宴  その4:中締め

「さて、芸協真打披露宴のご報告が続いております」
「……って、まだ始まったばかり……いつまで続きますやら」
「まずは昨日の続きで新真打。昔々亭慎太郎師匠」
「はい、桃太郎師匠の弟子でございます」

「こちらは瀧川鯉斗改メ春風亭傳枝師匠」
鯉昇師匠の弟子……名前が代わるんですね」
「先代が襲名したのは99年前」
「へえ……すごい名前の復活ってことですか」

「この間に浅草演芸ホールの社長が祝辞」
「写真は省略ですね」
目標を持ってしっかりと精進してほしいという内容じゃった」
「はい、そして写真は」
鏡開き。続く乾杯の音頭は国立演芸場支配人。今輝いた顔をしているのだから、更に精進して行くようにという激励」
「おめでとうございます。乾杯」

「はい、ここで中締め
「え……これからでしょう」
「こういう宴会をやっていても寄席は休みにならないから……噺家さんは忙しい。すぐにお開きになるのじゃ」
「へえ」
「挨拶は桂米丸師匠。三本締めで無事お開きとなりました」
「で、おしまいですか」
「いや、これからお料理が出るのじゃから」
「本当、噺家さんの世界は分からないですね」
「では、本当の宴は次回から」
「まだ続きます」

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