8月17日 福島への旅:その2
猪苗代から喜多方へ

「さて、福島へ来て2日目。ニュースでは関東で40.9度という気温の新記録も出たらしいが、こちらは30度未満」
「涼しいですね」
「表へ出た時は24度……寒いと感じたほどじゃ」
「世界が違いますねえ」
「写真は朝の猪苗代湖。この雲は天気が崩れる兆候じゃ」
「そうですか」
「まあ、とりあえず朝湯に行って、朝食は節約してコンビニのパン。ホテルのバイキングもあるが、値段が10倍で大したことはない……」
「また、ホテルからクレームが来ますよ」
「写真左下はホテルの……冬場はスキー場になる場所」
「気球ですか」
「朝のうち乗せてくれる」
「色々やっているんですね」
「夏休みで子供が多いし……まあ、いろいろイベントもやっている。エゲレスのバグパイプとタップダンスも来ている。わしが先月ケンブリッジで授業をしていたとか……色々話をして……」
「今日は、観光でしょう」
「まあ、そんなこんなで、10時頃まで出発できなかった」
「……しょうがないね」
「さて、今日は喜多方へ」
「大家さん、ここへ来るといつも喜多方ですね」
「まあ、定番じゃな」
「北方といえばラーメンですか」
日本酒じゃ……ここには造り酒屋が沢山あって、右の写真は大和川の蔵の中。ここは観光のため中を案内して、10種類ほどの試飲もできる」
「……分かった、それが目的なんだ」
「まあ、当たり……モーツァルトを聴かせる『蔵粋(くらしっく)』というのも有名じゃが、ここが一番試飲の種類が多い」
「ただで飲めればいいという……」
「まあ、全種類を飲んで、これが一番おしかったかな、こっちだったかな……ってんでおいしいのを何度か確かめて……まあ、量は2,3杯で1合くらいじゃが、ごまかしておかわりをすれば、3合は飲める」
「……いやしい大家さんらしいね」
「さて、下の写真はその奥に出来た建物。てすりが一升瓶で出来ているのが分かるかな」
「ああ、なるほど」
「面白い建物じゃな」
「いいですね」
「そういう訳で、結局3種類ほど買い込んで……」
「ごちそうさまです」
「いい酒はお前にはもったいない」
「そりゃあないよ」
「下の写真は店の表、煙突を入れて撮ったもの」
「歴史を感じさせる建物ですねえ」
「中も明治蔵、大正蔵、昭和蔵とあって、さっきの写真は昭和蔵。ここは音楽会などにも用いられている」
「いいですねえ」
「まあ、それでちょうどお昼なので、ラーメン」
「北方といえばラーメンも有名ですね」
「来る度に違うお店に行っているが、今日は超人気店としてお馴染みの『まこと』という……」
「どうでした」
「スープは超一流★★★★★、麺はもう少し腰がほしいな★★★★☆、具はまあこんなもの★★★★☆、混んでいるからしょうがないが、店員の動きが雑だな★★★☆☆……」
「超人気店としては」
「まあ、味で人気なのは分かる。しかし、北方どの店に行ってもおいしい、決して飛び抜けている訳でもないことが分かった」
「はい」
「並んでいたのは40人くらいかな……1人1分くらいの待ち時間と計算するとだいたい当たるので、参考に……」
「人気店は行列が当たり前ですね」
「写真下を参照。わしらが食べ終えたら雨が降り始めた。行いの悪い連中は今並んでいる」
「また、顰蹙を買うような台詞を……」
「それから猪苗代のガラス館へ……と言いつつお菓子館でお土産を少し購入」
「少しですか」
「ホテルで買うと割引になるから……」
「……けちだね」
「そこ野口英世関連の日本酒を試飲」
「また飲んでる」
「買ったのは白虎隊のお酒。それからホテルへ戻って、スパ施設で2時間ほど」
「混んでました」
「雨がひどくなったのでホテル内で楽しもうっていうのかな……子供連れが多かった」
「大家さんは子供連れじゃないですね」
「しかたないから家内と二人で遊んで2時間ほどいちゃついて……」
「……はいはい」
「まあ、それで、夜は昨日と同じ
ホテル内の料亭……それは次のページで」
「また引っ張る」

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