8月8〜10日 福島への旅

「家族サービスで福島は猪苗代へ行って来た」
「写真は喜多方ですね」

「今回は蔵をいくつか見物することにしたのじゃ」
「まず右の写真ですが……」

「喜多方蔵美術館じゃ。入場料を取られるが、それだけの価値はあるな」

「入場料っていくらです」
「400円じゃが、ホテルや旅館に割引券があるので、300円で入ることが出来るぞ」
「家族で行くと大変ですね」

「大学に入ったばかりの息子は、中学生なら半額ですよって言われた。どこが中学生に見えるんじゃろう」
「美術館ですから、絵があるんですか」

「この旅館に泊まった夢二が大きな絵を残している。見る価値はあるな。その他武者小路などの作品もあるぞ」

「上の写真はまた別の蔵ですね」
「甲斐本家の蔵座敷、こちらも入場料のいる蔵じゃ。今回は有料の物を見て回ったのじゃ。お金持ちじゃから」
「誰も聞いてないって」

「こちらは横に長い蔵で、中で家族が生活しておる。そこは写真を撮るのを控えたが、長い廊下は一見の価値有りじゃな」
「なるほど……」

「上の写真が入り口、右は屋敷の外観じゃ」

「これは螺旋階段ですか」
「その長〜い廊下の手前にある。そもそも酒蔵だったそうで、お酒の味見をさせてくれる」
「実はこれが目的だったんですね」

「その店にこの歴史的な階段があるのじゃが、デジカメではこれが精一杯じゃ。うねりが伝えられたかな」

「この煙突は」
「これは大和川酒造の蔵じゃ」
「またお酒ですか」

「ここは江戸から昭和までの蔵と、酒作りの歴史などが楽しめる。お勧めのスポットじゃよ」
「試飲も出来る」

「当たり前じゃ。出来ないのならお勧めにはならん」
「随分飲みましたか」

「いやいやほんの7、8種類じゃ」

「他にモーツァルトを聴かせて熟成させる酒屋も有名じゃが、今回はパスじゃった」
「そこも蔵を見学が出来ますか」

「もちろん。試飲も出来るぞ」
「さて、左の写真は」

「ここから猪苗代へ向かった。磐梯山の横の姿じゃ」
「横って」

「猪苗代から見た姿が表、反対側へ行くと裏磐梯という。五色沼などがある。これは横からの景色なのじゃ」

「こちらは」
「かなり表側へ回ったな。もう少しで表磐梯じゃ」
「猪苗代の方には何かありますか」

「ウィスキーグラスが壊れたので、世界ガラス館で新しいのを買いたかったが、どうも気に入ったのがなかった」
「前の物はここで買ったんですか」

「そうじゃ。斜めになったグラスでお洒落だったが、もう作っておらんそうじゃ」

「ガラス館の隣に団子館、お菓子館、更に地ビール館がありますね」
「お土産探しにはもってこいじゃ。まあ、眺めるだけでも面白いぞ」
「左の写真は」

「野口英世記念館じゃ。入場すると野口英世の絵が入ったお札がもらえるという噂が」
「ないない」
「さて、帰りは大洗水族館へ行った。次のページで見ておくれ」

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