8月20日 RRB散歩「天橋立〜城崎編」:その23「かやぶきの郷」

「この旅は文学で大きな2つの目的地、天橋立城崎温泉がメインじゃった」
「はい、堪能したというより、そこで何回も紹介を重ねて、しつこかったですね」
「もう一つは、2日目に行った海の村と、今日行く山の村の対比」
「今度は山ですか……そう言えば、道は山に入って来ました」

「どんどん山へ………」
「まさかこれだけで一回にするつもりじゃないでしょうね」
「え……なぜ分かった」
「いい加減だね」

「では少し省略して、さあ、目的地が見えて来たぞ」
「遠くに村が見えて来て……」
「近寄るとこうなる」
「すごいなあ」

「さあ、こちらがかやぶきの郷
「なるほど、何だか懐かしい風景ですね」

「手前にあるのが放水機
「何です」
「火事になるとあっという間に焼けてしまう。その時にここから水が出るのじゃ」
「白川郷で有名ですね」
「ここでも春と秋、年に二回放水しているそうじゃよ」
「へえ」

「さて、屋根のアップで分かるじゃろうが、白川郷寝殿造り、この村は合掌造りなのじゃ」
「なるほど」

「さあ、家のアップ……」
「扇子ですか……無理に落語とつなごうとしていますね」
「中から屋根を撮影」
「ううん……これは作るのが大変そうですね」

「屋根の切り口のアップと、お風呂」
「あら、いい雰囲気」

「そんな訳で、表の様子を……」
「おや、道が濡れていますね」
「ここは屋根を濡らすのがしっとりとしていい雰囲気になる」
「で、ここだけ雨になったということですか」

山との調和が素晴らしい」
「本当にみんないい雰囲気ですね」

「はい、最後も建物と山の調和」
「いやあ、いい所ですね」
「これで目的地は全てクリア」
「やっと帰りですね、やれやれ」

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