8月18日 RRB散歩「天橋立〜城崎編」:その4「ホテル」

「さあ、ホテルに着いた」
「軽いね……RRB散歩天橋立から城崎を目指す旅、最初の宿泊地、栗田(くんだ)までやって参りました」
「写真は外の景色。天橋立が見える」
「……バスに乗っている時は大雨でしたね」
「そう。五木茶屋まですごい大雨舞鶴まで何度も襲った突然の土砂降り、そして、舞鶴を出発した途端にすごい集中豪雨……」
「前回写真で紹介しましたが……こちらの写真では降っていませんね」
「そう。今日も一度も傘を使わなかった」
「……究極の晴れ男ですからねえ」
「晴れ男として有名じゃったが、今年になってちょっと心配になったのは、ボストンで初めて傘を使ったことじゃな」
「……『初めて』って……日常生活では降りますよね……それに何時からです」
「就職してから、出張や何かで旅行に行った時……30数年間一度も傘を使っていない……いや、一度だけ、カナダの山の中で雪が降ったので2分間さしたな……一緒に行った人は女性は傘を使ったが、男は使っていない程度の雪じゃ。珍しいってんで傘を持っているわしの写真を撮る人もいたくらいじゃ」
「……呆れるほどの晴れ男だったんだ」
「そうほめるな」
「ほめてないって」
「ともかくホテルから遠望した天橋立でございます」
「はい」

「こちらが夕食
「突然話題が分かるのね」
「小鉢、お造り三種盛り合わせ、寄せ鍋に豚肉板焼き、海老チリソース煮、白魚のかき揚げ、丹後古代米麺、茶碗蒸し、ご飯と赤出し、香の物二種、水菓子にグリーンピースのコンポート……以上でございます」
「おいしそうです」

豚肉板焼き寄せ鍋をアップで」
「どうでもいい紹介ですねえ」
朝食も紹介したいところじゃが、バイキングなので省略」
「はいはい」

「こうしてを迎える」
「ううん……色が変わるだけで変化には乏しいな」

「これが早朝
「ううん……さっきと同じコメント」

「ということで出発じゃ」
「心配なお天気は……」
「朝は雨……さあ、今日は天橋立を眺める股のぞきに挑戦するのじゃが、天気はどうなるじゃろう……」
「ううん……かなり危ないかな……」
「その結果は……」
「また次回」
「わしの台詞を取るな」

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