RRB東京散歩(日暮里〜上野):その6「鬼子母神への道」
「さて、今日は○印の笹乃雪から、★印の鬼子母神へと参ります」
「直線距離ではすぐですね」
「700mくらいかな。当然寄り道します」
「はい、地図で@ですか」「笹乃雪から210m。鶯谷駅の北口から出た所にある元三島神社」
「はい」「こちらが境内」
「雰囲気はいいですね」
「回りがちょっと怪しげな風俗のお店などあって、夜になってから通りたくないな……会社員など平気であるいているが……」
「慣れているんでしょう」「看板の説明によれば、円融天皇の時代というから、十世紀の後半に出来、1281年に上野の山に作られたとある……それが移されたのじゃろうか」
「さあね」「お店のネオンの合間に屋根が見えるのも面白いかな」
「はい、それだけですか」「ここから470m歩いて、再び根岸の地へ。地図ではA。笹乃雪からなら、根岸小学校の裏へ回ってまっつぐじゃ」
「千手院……千手観音ですか」
「分からない」
「また、いい加減な」「こちらは目の前の角、Bにあったお店」
「てこなせんべいですか」
「手児奈といえば、千葉、市川の真間が有名じゃ。万葉集などに悲劇の女性が歌われている」
「それと関係があるんですか」
「分からない」
「何だ、いい加減だね」
「しかし、人気のお店らしいぞ。色々紹介されている」
「食べますか」
「時間がないので……後430m歩いて、目的地の鬼子母神じゃ」
「はい、それは次のページで」