2月20日 西船橋寺社めぐり:その4「正延寺〜西船駅」

「地震情報に追われつつ、船橋寺社めぐりのご報告をまとめております」
「今どうでもいいんですがねえ」
「京成西船駅近くの成瀬地蔵
「お地蔵様ですか」
「宇都宮釣り天井事件に関連して、犬山城主の成瀬之成が切腹、その後を1歳の之虎が継いだが、この子が5歳で亡くなる。1687年にこの子や地元の子供達のためにというので寄進されたという……」
「今回の地震でも子供は犠牲になったでしょうかが……」
「因みに京成西船駅は、昔は葛飾駅じゃった」
「葛飾って……東京にありますね」
「わしの師匠じゃった水原秋桜子先生の句集に、有名な『葛飾』があるが、これは広い区域を示している。東京の葛飾では意味不明の句も多い……しかし、今の人は狭い地名しか分からないから……」
「残念ですね」

「線路に沿ってちょっと入ると正延寺
「こちらも歴史があるんですか」
「実は新しい寺で、1908(明治41)年に延命院と正覚寺が合併して出来た」
「へえ」
「正覚寺の跡から掘り起こされた如来様が祀られているそうじゃ」
「それって古いんですか」
「よく分からないが、地元では最古ともいわれる」
「あれ、右は何ですか……」
千手観音
「絵ですか」
「この日たまたま写仏の会が行われていて、これをお手本に描くのじゃ」
「へえ」
「今回の地震もあって、全ての人に救いの手を……ということで……」
「無理に結び付けているな」
「実はこのお寺が3年間にお詣りした寺社のちょうど100社目」
「へえ」
「トイレを借りようと思ったら、鍵が閉められていた」
「あら」
「すると、たまたま住職が出て来られて、本堂のトイレを貸していただいた。そこで色々話をしたら、今日この会があるというので……お手本をいただいてやってみたという次第」
「偶然ですね」
「これもご縁という奴じゃろうな」
「はい、地震にも救いの手がございますように」

「こちらはJR西船橋駅の手前にある神社
「何という神社です」
「さあ……葛飾の碑があるので……葛飾神社
「自身がないな……地震はあったけど………この散策の最初が葛飾神社でしたね」
「麦に始まって麦に返るのじゃな。ここに輪廻転生を感じていただければ……」
「感じない、感じない」

「これが葛飾の碑
「歴史的ですね」

「さあ、こうしてJR西船橋駅まで戻りました」
「これは電車ですか」
「ううん……修理でもするのかのう」
「またしてもいい加減になって来たぞ」

「はい、こちらが
「どうでもいいね」
「かくして、この日のお散歩は万歩計で18,000歩。13キロくらいかな……」
「よく歩きました」
「と言いながら、先日の地震の日は28,000、いかに大変だったかということじゃな」
「どうでも言い話題です」

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