2月20日 西船橋寺社めぐり:その3「妙見神社〜ゲエロの池・八坂神社」

「このレポートをまとめている所で東日本大震災に襲われました」
「大変でした」
「ネットのブログに置いていた写真以外は全て失われるというアクシデントですが、それにもめげず、船橋寺社めぐりの続きを……」
「参りましょう」
「まずは妙見神社鳥居
「奥行きがありますね」

「こちらは石段。下総を支配した千葉氏に関係があるという」
「どんな関係なんです」
「分からない」
「本当にいい加減です」

「これが本社。この境内には樹齢500年という松があったそうじゃが、倒れてしまい、今はは神社にその年輪が分かる部分が奉納されている」
「すごいですねえ」

「こちらはふと見付けた道祖神
「あら、色々ありますねえ」

「こちらは常楽寺。今回は表を見るだけ。高台にあるため昔は海見山と呼ばれ、南北朝時代の板碑があったが、みんな破損している」
「はい、次に参りましょう」

「これはゲエロの池
「ゲエロって……」
「ウシガエルだそうじゃ。自然の池で収穫した野菜をここで洗ったというが、住宅地になるとゴミを捨てるようになってしまい、これが整備されて今に至る……まあ今でもゴミが浮いているから……憩いの場とはいえないなあ」
「自然を守りたいですねえ」
「明治維新の後、江戸の町を訪れた外国人は、路地や脇道までゴミ一つ無いので、誰も歩かないのかと驚いたという……わしの子供時代まではそれが当たり前じゃった……土浦など、ホームに下りるともうゴミの匂い、エスカレーターもエレベーターもゴミ捨て場じゃよ」
「愚痴らないの」
「……最近分かったのは、田舎に行くほど無頓着になるらしいな。取手もひどいが、土浦ほどじゃない……土浦は観光地という意識がない」
「はいはい……次参りましょう」

「今日の最後は八坂神社
「こちらは」
「須佐之男命を祀ってある」
「日本の神様ですね」
「同時に仏教の牛頭天王もいるのじゃ」
「あら、神仏混交ですねえ」

「船橋名木10選の一つヤブツバキ。枝が二つに分かれ、夫婦椿と呼ばれておる」
「名木は3つ見ました」
「さて、これから西船橋駅の方へ戻る」
「いよいよ締めくくりです」

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