1月8日 二期会アリア・ミュージカルコンサート

「さて、『フィガロの結婚』がCMのようだったが、続いてこちらも……」
「あら、そうなんですか」
「ソプラノ二人による、歌劇やミュージカルの曲をというコンサート」
「写真は」
平田由希さん」
「素敵なドレスですね」

「今回は司会の方が詩を読んで、歌が続くという形式。詩は『一人の女性は……』と語り始められる。『伊勢物語』風な雰囲気」
「珍しい形式ですね」

「歌劇のアリアの面白さは、ドラマになっているということ」
「それでこんな表情も」

「歌はシューマンの『彼は誰よりも素晴らしい人』、越谷達之助石川啄木の『初恋』、ヴェルディそは彼の人か〜花から花へ』(椿姫より)」
「名曲ばかりでございます」

「こちらは鷲尾麻衣さん」
「こちらもドレスが素敵です」

「2月26日、きゅりあんで名曲コンサートが行われます」
「はい、皆様もぜひ」

「曲は、リヒャルト・シュトラウスの『セレナーデ』、多忠亮竹久夢二の『宵待草』、ドニゼッティこの清潔で愛らしい宿よ』(リータより)……実はお二人が交互に歌っていらっしゃいます」
「はい、こちらも名曲ばかりですね」

「実は歌の前の詩も、彼女の作品なのです」
「へえ、多彩ですねえ」
「最後にお二人で『Time Say Good-by』」
「はい、素晴らしい歌声でした」

「ピアノ伴奏は穴見めぐみさん」
「あれ……猫耳がついてますよ」
「その謎はこちら」

「あ、二人も」
「これでクラシック・ファンなら分かるでしょう……アンコールにロッシーニの『二匹の猫のゆかいな歌』。猫が恋を仕掛けるが喧嘩になる」
「どうしましょう」

「鮭を餌によりを戻して目出度し目出度し」
「変な歌」
「『ニャーオ』という歌詞だけで作られた歌曲じゃ。こういう形で歌劇のように演出するのも面白いなあ」
「はい、楽しい会でございました」

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