1月1日 初詣(深大寺)

「さあ、まずは正月の空」
「また、どうでもいい写真から始まります」
「昨年は流行語大賞が『ゲゲゲの』になったそうじゃ」
「はい」
「一度も使ったことのない言葉が流行語大賞というのは初めてじゃな」
「そうですか」
「わしはほとんど使わないが、回りの人が使うことはあった。今年は回りの人の口からも聞いたことがない……初めてじゃ」
「いいじゃないですか」
「それで、調布駅前の布田天神には鬼太郎のオブジェがあるし、深大寺前には鬼太郎茶屋がある。前は妖怪バスが走っていたが、今もあるかどうかは不明」
「まあ、人気スポットになっていますね」
「因みに、わしは鬼太郎の住民票と記念乗車券は手に入れた」
「いずれも昨年人気になり、半日で配布が終わりました」
「2006年には鬼太郎茶屋で水木しげる
展にも招待されたな」
「はい、で、今年も深大寺に行きました」
「まあ、鬼太郎人気で、普段から参詣者が増えていたそうじゃ。初詣も例年より混むという予測が出ている」
「大変ですね」
「これが普段の初詣の様子。写真はお昼ですいているが、鬼太郎茶屋から奥まで行列が出来ている」
「混んでいる時はもっと長いんですか」
「まあ、普通で20分は並ぶと思っていた方がいい。今日は一番混む時間は1時間は並んでいないとね」
「そうでしょう……大変ですね」
「行列を抜いて行くいい人もいるのじゃが……」
「え……いい人なんですか」
「知らないのか、神様に詣でる時は順番に行く。これを脇から抜くのは、抜いた人の不幸は一手に引き受けますから、私の幸福を皆さんに分けて下さいという意味……これは常識じゃよ」
「へえ」
「お前は無知じゃから、拝殿前の煙も体につけたりするのじゃろう」
「普通しませんか」
「あれは自分でお線香を買って、悪い所をそこに捨てるのじゃ。買わないで煙だけをもらうのは、人が捨てた悪いところを横取りするという意味」
「わ……やってました」
「こちらの方は以外に知らない人も多いので、皆さんも気をつけて」
「はい」
「因みに、深大寺ではお正月の間は線香を捧げることが出来ません」
「では、お詣りしましょう」
「写真右が鬼太郎茶屋
「あれ、まだ空いてませんね」
「今年はお屠蘇と雑煮を祝ってすぐ出発。9時頃に行ったので、とってもすいていた。開店は10時じゃ」
「すいているのはいいんですけどね……」

山門
「今年もどんどん説明が手抜きになります」

本堂
「あら〜、すいていますね」
「待ち時間ゼロ、大正解じゃったな……実は駐車場も毎年500円払っていたが、今日はただで済んだ。万々歳じゃ」
「ケチだね」

「こんなにすいております」
「はい」
「さあ、帰って飲もう」
「また飲むの」

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