１２月２４日　ＭＯＤＥＡクリスマス・ライブ

「さあ、クリスマスイブは、目黒ブルースアレージャパンで、ＭＯＤＥＡのライブ」
「毎年９月が恒例でした」

「お料理はクリスマスディナー。シャンパンがついて、アミューズ。タラバ蟹のガトー仕立て」
「クリスマス期間のみでございます」

「こちらはオードブル。帆立とうにのロワイヤルキャビア添え」
「おいしそう」

「ここからはビールってことで……」
「また飲んでる……８日連続の飲み会でございます」

「メインディッシュはオマールのロティハーブのチップ添えをオマールのビスクで。食感がいいなあ」
「９月にいただいた黒毛和牛のグリルとどちらかが選べます」

「はい、お料理をアップで」
「同じだよ」

「デザートはクリスマスにふさわしいケーキのセット」
「チーズケーキとチョコレートケーキ、アイスクリームに苺でございます」
「いやあ、満足満足……さあ、帰ろう」
「また……大家さん何しに来たんです」
「お食事」
「ＭＯＤＥＡのライブでしょ」
「あ、そうだっけ……話をそらすなよ」
「そらしてないって」
「最後に記念撮影を……」
「あら、最後なの」
「第１部は赤い衣装、第２部が写真の白でございます」
「紅白で、クリスマスカラーですね」
「では演奏曲目を紹介しましょう……メモを取るのは失礼なので、思い出して書いておりますので、抜けているとか違っている場合はご連絡下さい」
「はいはい」
「第１部は『Beautiful Prayers』から。『Marseille walk』の後、挨拶とメンバー紹介。クリスマスソングに続いて『Perfect Number』、フォーレの『子守歌』、『Garcon Led To The Forest』。アルバム紹介、『buleria!』に『赤鼻のトナカイ』を加えて、『coup de ven』バッハ／グノーの『アヴェマリア』、初のクリスマスライブについてお話。『Hikari』で前半は終了」
「クリスマスらしい選曲が見られますね」
「後半はアロマキャンドルをつけて、尚子ちゃんのヴァイオリンソロ『きよしこの夜』。この間にやはりキャンドルを持って葵ちゃんが入場して『The Rose』。この間に聡子ちゃんが客席にクリスマスプレゼントを配る」
「いいですね……左の写真を参照……尚、写真撮影は禁止されております」
「恒例のオリジナルメドレーは『クリスマス・メドレー』。クリスマスソングにアンダーソン、チャイコフスキー、ベートーヴェンなどが割り込んで来るのは面白いなあ。それから『Message』、『チゴイネルワイゼン』を後半異様な早さで。カッツィーニの『アヴェマリア』が何時の間にか『私を泣かせてください』になってしまう」
「この曲順もすごいですね」
「ここでシャンパンを差し入れ。みんなで乾杯。みんなで拍手をするのでお馴染みの『cuatro puertas』。聡子ちゃんのとてつもないソロ。バチと両手、足に鈴までつけてテクニックを見せつけた。後半リズムを取ると、客席がみんなで同じリズムの拍手。そのまま手拍子になって『Fire Dance』。ソロは毎回３分くらいじゃが、素晴らしかったなあ。続いて『Feels』。最後の曲としてギタリスト、ケリーをゲストに『Sorge』、客の「ヘイ！」というかけ声つき。後はアンコールで『恋人達のクリスマス』と『Time to say Good-by』」
「大変でしたねえ」
「で、右は尚子ちゃんが出した楽譜『超絶ヴァイオリン』についているＣＤにいただいたサイン」
「二人分ありますね」
「尚子ちゃんとピアノの葵ちゃん……もちろん、楽譜の最初にもいただいて来たぞ」
「我が儘だね……でも二人だけでは、聡子さんは……」
「写真集の表紙にいただいた」
「結局わがままだね」
「食事を入れて４時間。今年のトリにふさわしい、素晴らしい演奏じゃった」
「はい、また来年」
「……といいながら、年末にもう一つあるかも」
「あらら」
「ともかく、素晴らしい演奏会でございました」