12月19日 行徳落語会

「さて、東京ぐるっと一回りの後は、行徳落語会柳家ろべえの『東海道ひとり旅』へ」
「本当に忙しいですねえ」
「さあ、落語会はまずろべえの1席目」
「出し物は」
「写真でクイズじゃ。連れ立って出掛けるが、与太郎が理解していない……

 予告された通り、来た〜……

 役人、『知って参ったか、知らずに参ったか』

 『あうあうあう』
「はい、台詞から分かりますね」
「出掛ける前のやりとりが省略され、まあまとまっている印象だが、本当にない方がいいのかどうか……これから研究。★★★☆☆
「はい、ゲストに行きましょう」
「写真右……柳亭こみちで『おんな明烏』……『明烏女性版』とか何とか……」
「何です、それ」
三遊亭白鳥が、女性が演じるなら、女を中心にして女心を描いた方がって……白師匠の改変、演出」
「めずらしいですね」
「だいたい男が女心を描いて女性に押しつけるってのはねえ」
「落語的です」
「出来はかなりいい。こみちが桁違いにうまくなっているのは驚いた」
「ほう」
「なるほど、女性ならではのネタにもなっているし、上出来じゃ。★★★★☆
「満点じゃないんですか」
「若手なのじゃから、これで固まってもらいたくない。そういう期待を込めて星を一つ残しておくのじゃ」
「さあ、ろべえのもう一席」

『今日は骨休めだからその程度でいいだろう』

 『骨休めでそんなに働くでがすか』

 『何だ、大入道だ……』

 『これではとてもやっていられません』
「はい、台詞があれば分かりますかねえ」
「写真だけでは無理かな。人物はよく描かれているし、後半の化け物達もいい。★★★★☆
「ということで、今年の落語会はこれで……」
「いや、まだもう一つ予定されている」
「まだあるんだって」
「お楽しみに」

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