11月21日 土浦を行く:その14「まちかど蔵」

「正面に見えますのが、昨日紹介した退筆塚あたりから見た蔵『大徳』。1785(天明5)年創業の呉服屋で、今は駅前にお店がある。4つの蔵があり、中は簡単な観光案内所、土産物売り場、資料館になっている」
「このあたりの中心ですね」

「これはお向かいの『野村』。明治の頃に砂糖商を営んだ店舗で、1860(安政7)年の建築」
「二階には予科練の資料が展示されています」

「こちらは奥にある砂糖の保存庫に使われていた蔵で、今は喫茶店『』になっている。実は昨日紹介した退筆塚のすぐ脇」
「近くにみんな集まっています」

「これは『大徳』の並びにある『矢口酒店』。袖蔵は1849(嘉永2)年、土蔵は1867(慶応3)年に出来たもの」
「まだあります」

「これが蕎麦屋の『吾妻庵』。1873年創業で、同じ名前のチェーン店の本店じゃ」
「この建物も古いですね」
「母屋はその前からあって、19世紀の初めということで、はっきりとは分からないようじゃ」
「歴史がありますねえ」
「ということで、後は駅に向かって歩こう」
「やっと終わりそうですね」

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