11月14日 下妻を行く:その1「ふるさと博物館」

「さて、ふと気が向いて下妻へ出かけることとなりました」
「また、何で」
「まあ、すぐに分かるじゃろう。子供が小さいときには砂沼サンビーチなどへ遊びに行ったが、もう子供の方が相手にしてくれない」
「見捨てられたね」
「まずはお城
「何の城です」
「さあ」
「いい加減だね」
「まあ新たに作ったものであることは明らか」
「はい、目的地へ参りましょう」

「今回はまず下妻ふるさと博物館
「立派な建物ですね」
「ふるい屋敷をモデルに作ったものじゃ」

「これは石碑ですか」
「ここは作家横瀬夜雨の使っていた品や関連の品が集められている。『ホトトギス』とも親交のあった人。その人の詩が彫られている」
「文学関連ですね」

「下妻の歴史、農業、商業、生活を理解出来る展示がある。夜雨は、下妻ゆかりの人々ということで……」
「はい、で、写真は」
石櫃。古代遺跡から発掘されたそのままこちらに移転してある」

「こちらは近代ですねえ」
「昔の消火に使ったポンプさす股

「これは馬小屋ですか」
「博物館の自転車置き場じゃ」
「あらら」

「まあ、季節柄、紅葉の写真もほしいかなってことで」
「ついでだね」
「ここからなら歩いて2分で、温泉へ参ります」
「ああ、そちらがメインですか」
「はい、次のページで」

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