市川を行く:その3「清華園」

「さて、法華経寺から駅へ向かうのじゃが、京成中山駅にほど近い所に清華園がある」
「こちらは……どういう所ですか」
「享保年間(1716〜36)に建てられた家で、清華堂という書店と文具店が経営されていた。その家が市に寄贈され、文化施設として公開されているのじゃ」
「じゃあ、中に入りましょう」

「小さいが落ち着いた庭園。近隣の人の散歩道にもなっている」
「駅のすぐ近くなのに、緑豊かですね」

「こちらは受付係りのお地蔵様
「へ……」
「猫がじっとこっちを見て、一声鳴いたら入園が許される」
「本当ですか」
「嘘に決まっているじゃろう」
「あらら」
「こちらでは落語会が行われる」
「あ、そうなんですか」
「10月30日(土)、14時から。木戸銭は500円。出演は桂夏丸君」
「このブログではお馴染みの若手ですね」
「そう、因みに、夏丸君のお父様の作品が今日13日(水)から18日(月)まで、日本橋高島屋の8回ホールで開催されている、『日本の象牙彫刻展』でご覧いただけます」
「はい、CMでございます」
「もう一人、春風亭朝也君」
「皆様もぜひ」
「……という訳で、これから行徳へ移動して、落語会」
「はい、参りましょう」

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