9月4日 MODEAライブ

「さあ、毎年9月に行われている目黒ブルースアレイジャパンで行われているMODEAのライブでございます」
「写真は」
「会場の入口」

「あら、これは」
「夜になって演奏会の準備も出来たのじゃ」
「はい、中に入りましょう」

「ディナーショーなので、お料理をいただきます。MODEAスペシャル料理でございます。まずはアミューズ
「何です」
「一口のお楽しみとして、簡単にいただける物を……よく分からない」
「いい加減だね」

オードブルリゾットを詰めたフォワグラのポワレをマルサラソースで
「いかがでした」
「フォワグラその物の味が引き立つソースで、なかなか上品でもある」
「ビールが進みますね」

「はい、リクエストにお応えして、ビールとキャンドルを」
「……芸術を狙っているな」
「料理は芸術じゃ」

メインディッシュですか」
黒毛和牛イチボのグリル、パンデピスの香り、ポルト酒のソースで
「……具体的にはどういうものですか」
「牛肉料理じゃ」
「説明になっていない」
「これにミルクハーフブレッドがついていた」
「写真左側に見えています」

デザートはシェフのお薦め」
「うわ、豪華ですね」
「因みに料理名は勝手に付けたもので、お店の正式の名前ではございません」
「すみませんね勝手なことで」
「ゆっくりいただいて満足満足。ということで今日はこれぎり」
「大家さん、MODEAの演奏は」
「え……あ、そうか……今日は演奏会だったんだ。話をそらさないでよ」
「誰がそらしてるんですか」
「さて、曲目を書くところじゃが、全部暗記は出来ないなあ」
「メモは取らないんですか」
「失礼じゃろう。寄席でもメモを取る非常識な人がいるが、間の高座返しの間に書くのが当たり前。演じている前でメモを取ったり、プログラムを見たり、それはあんたの噺なんか聞けないという意思表示なのじゃから……」
「はい、すると演奏会では」
「こういうライブでは曲の間も目の前にいるのじゃから、メモが取れない。それで丸暗記ということになる」
「行きましょう」
「今日は2年ぶりの新しいCD『Beautiful prayers』の発表を兼ねている。右上がそのジャケット。スタジオジブリの人気作家の作品だそうじゃな。一般には11月3日の発売」
「もう少しお待ち下さい」
「さあ、曲の方を思い出してみよう……最初の方は新しいCDからなので見れば分かるし、お馴染みの曲も分かるのじゃが……
 第1部は『Beautiful prayers』『Marseille walk』『Double effect』『Parfect Number』『You rase me up』『Garcon Led To The Forest』『Circular Motion』、忘れた、『Scottish fantas』。
 第2部は『Message』『まだ行かないで夏メドレー』『Clarity』『Hikari』『Cuatro Puertas』、忘れた、モンティの『チャルダシュ』『Day and Night』、ゲストにギタリストを迎えて『Sorge』、アンコールに『Momiji』『Expression of Feelings』」
「はい、抜けている曲を覚えている人、また間違っているよって教えてくれる人はご連絡下さい」
「さて、演奏については今更何を書く……CDのキャッチフレーズが『情熱的なヴァイオリン、華麗なピアノ、心を刻むパーカッション』。その通り……とにかく尚子ちゃんのヴァイオリンが年々熟練されていくのを感じる。聡子ちゃんのパーカッションはとにかく元気をもらえる。そしてちゃんのピアノとキーボードがからんで、1曲1曲が実にドラマチック。個々のテクニックが素晴らしく、アンサンブルが実に見事。眠気も指さずに3時間半があっという間に過ぎてしまった」
「皆さんはしばらくお待ちを」
「まあ、CMで4曲、テレビ主題歌で2曲、ラジオ主題歌で3曲は聴けるから、待ちきれない人はそちらで」
「人気のアーチストです」
「最後に記念撮影
「例によって図々しく撮影しています」
「ということで、家に帰る電車はなくなり、近くにお泊まりして、明日はこの目黒のさんままつりに参ります」

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