8月29日 深川を行く:その17「清澄駅周辺」

深川を散策するご報告の続きでございます」
「さて、駅から最南端は採陀庵、北は芭蕉資料館になるのじゃが、その間をご紹介」
「参りましょう」
「まず上の写真でございますが、深川資料館の目の前にある出世不動尊
「名前がいいですね」
「まあ、都内各所にあるから、ここは写真だけで」
「はい、次は右の写真ですね」
「これも深川資料館の並び」
「大きなお地蔵様ですね」
江戸六地蔵の一つじゃな」
「後の5つは」
「知らない」
「やっぱり」

「こちらは松平定信の墓」
「どういう人です」
「江戸時代に寛政の改革をやった経済の専門家。わしには『花月草紙』の作者という方が馴染みじゃ」
「作家でもあるんですか」

「こちらは駅前の通りから西にちょっと入ったところ。深川稲荷という」
「お稲荷さんですか……この夏は縁がありますね」
「江戸時代から西大工町にあって、西大稲荷として親しまれた。関東大震災後の区画整理で町名が変わり、更に戦後になって深川稲荷という名前を正式名称とした」
「歴史があるんですねえ」

「ここに祀られている布袋様
「布袋様も縁がありますね」
深川七福神の一つじゃ」
「後の6つは」
「名前は知っているが……どこにあるんじゃろう」
「いい加減だね」

「こちらは清澄駅前から橋を渡ったところにある二代目中村芝翫の屋敷跡地
「芝居の役者ですか」
「1810年頃から50年頃の役者、四代目歌右衛門を襲名するが、その前にここに住んでいたというのじゃ」
「はい」
「いよいよ次のページが最終回。松尾芭蕉関連を回ります」

18:芭蕉稲荷・資料館へ進む     表紙へ戻る     16:深川資料館へ戻る

inserted by FC2 system