8月28日 千住・吉原・浅草を行く:その8「一葉記念館」

千住から吉原まで歩いて着た記録をご紹介しております」
「昨日は吉原大門周辺でした」
「その道をまっすぐ行けば吉原神社へ行くが、それはこの次のページでご紹介」
「で、今日は」
「ちょっと寄り道。北へ抜けて見返り柳から合計600m。作家樋口一葉の記念館がある」
「ああ、『たけくらべ』の……」
一葉の遺品や、作品の挿絵などの資料、周辺の町などが理解出来る品を見ることができる」
「見る価値はあります」

「『たけくらべ』が森鴎外にほめられ、プロの作家として立つ決意をする。それで吉原の近くに店を出すが失敗、作家活動よりも男関係を取りざたされ、苦労したのじゃろう、鴎外にほめられた半年ほど後に亡くなってしまう」
「薄幸だったんですねえ」

「前の公園にあるたけくらべの記念碑
「『たけくらべ』の言葉が書かれていますか」
「いや、一葉と交流のあった作家佐々木信綱の言葉が彫られている。
  そのかみの美登利信如らもこの園に
  来あそぶらむか月しろき夜を
 という歌がついている」
「なるほど」
記念館から100m。ここが一葉の生家があった所」
記念碑だけでございます。写真は右」
「さて、ここから南へ行くと400mほどで酉の市で有名な鷲神社に着く。その裏側すぐの所が吉原神社
「はい、ではそちらへ向かいましょう」

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