8月19日 茨城・福島・栃木を行く:その1「野口雨情生家」

「さて、今年もやっと夏休み」
「……いつも休んでいるようにしか見えませんがねえ……」
「今年も例によって福島、猪苗代への旅」
「毎年恒例行事です」
「今年はまず、北茨城から福島へ入る見学して行くこととした」
「参りましょう」
「この北茨城は詩人、野口雨情が生まれた所」
「あ、写真が、その生家への入口ですね」

「奥を資料館とし、直筆の原稿や作品を展示している」
「こちらが入口」
「ともかく、童謡で、誰でも知っていると言うのが数十、ベスト百を集めた童謡集が600円で出ている。文庫版で、ここで買えば消費税はいらない」
「はい、右の図がそれでございます。皆様もぜひ」
「直筆の色紙もあって、昔同僚から『俺は河原の枯れすすき』をいただいたが、ここで買える」
「はい、これもいいですね」
「この後に行く記念館では定価の1050円、この生家なら900円で買えるぞ」
「ケチな大家さんのチェックでございます」

「こちらが生家。今は奥さんが嫁入りした時の道具が展示されている」
「随分昔でしょう」
「百年以上前のもの」
「へえ……古い物が大切に保存されているんですねえ」
「さて、ここはまだ家族の方が生活されている」
「生活感があります」
「右の写真は、その親族の方がやっている歯医者さんの看板
「え……どうでもいいんじゃありませんか」
「今日はこの北茨城辺りを回るが、目的地はどこじゃ」
「さっき言っていた猪苗代でしょ」
「ほら……」
「何です」
猪苗代の有名人といえば」
「……野口英世
野口英世といえば、有名な手紙は」
「お母さんからの手紙」
「お母さんの名前は」
野口シカ……あれ……」
「そういうことで、今回の旅の始まりは、目的地に結びついているのです」
「無理矢理だね」

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