4月18日 芸協真打昇進披露宴 その5:お料理
「落語芸術協会の真打昇進パーティの模様をご紹介しております」
「さて、こうして食事にかかった」
「どうして……」
「ああして」
「納得」
「まずは『春野菜のテリーヌ マスカルポーネのムースとハーブのソース』」
「蝶をデザインした盛りつけも春らしいですね」「続いて『伝統のコンソメスープ シェリーの香りで』。これは写真は省略」
「スープは写真で見てもねえ」
「正直言って、シェリーの香りはいただけない」
「はい、わがままですから」
「写真は『お祝いの真鯛の白ワイン蒸し アスパラガスとラタトゥイユ添え ベルモットが香る貝のソースとトマトの二食ソース添え』……ああ苦しかった」
「息継ぎもしないんだから」「続いて『牛フィレ肉のロースト 旬の温野菜とポテトグラタン 伝統の赤ワインソース』」
「また長い名前ですね」
「味はなかなか、上品でわしにぴったりじゃ」
「ないない」「さて、こちらはデザート。『旬の苺のスープ仕立て 軽いブランマンジェを浮かべて』」
「これまたお洒落な」
「これにコーヒーがついて、全メニュー終了」
「あっという間に食べてしまいましたが」
「実際には時間をおいて出されるので、2時間掛かりという訳じゃ」
「はい、食事は一気に終わりまで行きましたが……」
「パーティの内容はまた改めて……」
「はい、まだ続きます」