スペインの旅 その３：バレンシア～クエンカ
「さて２月８日、バルセロナを後にバレンシアへ。３５０㎞を移動。４時間半」
「すごい移動距離ですねえ」
「向こうの方が、色々な所を見せたいというので……気を遣ってくれているのじゃろうが、辛い」
「無精者ですからねえ」
「写真はタラゴナの水道橋。セゴビアの町中にあるのが有名じゃが、ここもスケールは大きい」
「これは水道ってことですか」
「都市などに水を引いたもの。水の豊かな日本では考えられないな。ちなみに、ローマやセゴビアのものは建築ということで、石を組み上げてある」
「こちらは鉄橋ですね」
「さて、バレンシアで一泊し、翌９日にはクエンカまでの２００㎞を３時間掛けて……」
「またまた大移動」
「ウエカル川に架かるサン・パブロ橋を渡って宙づりの家へ」
「すごい名前ですね」
「バルコニーが飛び出した建物で、２０世紀のスペイン前衛芸術家の作品を収めた抽象美術館になっている」
「はい。大家さんは博物館や美術館も好きなんです」
「内容を書く力量はないのでご勘弁を」
「さあ、では次へ参りましょう」
「また次のページで」