京都・奈良への旅21:京都・奈良の食事

「さあ、京都・奈良の旅の最終回として、食事をご紹介」
「すごいですねえ……6日で終わった旅なのに」
「さあ、まずは奈良のうどん屋さん。『びっくりうどん』というお店じゃ。猿沢池とJR奈良駅の間、近鉄奈良駅からのちょうど交点にある」
「これは色紙ですか」
「すごいじゃろう。この絵にひかれてこの店に入ってしまったのじゃ」

「こちらも同じ作品ですね」
「実はお客さんが書いたものだそうで、店の中にもずらっと……全てのメニューが描かれておる」
「で、お味は」
「うどんのお店なのに、うどんは今一じゃな」
「あらら」
「親子とじは、そのまま御飯に乗せれば親子丼になるが、汁だくで、これはおいしかったぞ」
「はい、良かったですね」

「こちらは京都、東本願寺近くのラーメン店『大王』の一品。スープがいかにも京都風。ネギの多いのも。チャーシューは固い。とろけるチャーシューは頼りないが、これはちょっと固すぎかな。因みに御飯はサービスしろってつけさせた」
「またまた迷惑掛けているな」

「こちらは旅館のお料理。京都のものじゃが、この後3品出てきた」
「すごいですねえ」
「奈良はいかにもそういう旅館のという……」
「意味不明な表現ですね」
「駅弁と同じような……実は本当に昼の駅弁と同じメニューで驚いた」
「ははは」
「こちらは先付から刺身、その他、確かに手が入っていて、気を遣ってもらっていると実感した」

「こちらは……同じテーブルですね」
「鋭いな。同じ旅館の最終日。しゃぶしゃぶじゃ。この後刺身その他、出てきた」
「さあ、これで満腹」
「さあ、スペインへ向かおう」
「え……これから」
「スケジュールは目一杯詰まっているぞ」

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