京都・奈良への旅19:京都その12「清水寺」(2月6日)
「さあ、今回の大きな目的は、もちろん世界遺産」
「何だか、目的が色々あるようですねえ」
「当然じゃろう。わしゃ、東京へ出た時でも、寄席から音楽会へハシゴをするついでに美術館や古書店まで回る」
「そうでした。1日で18ヶ所回った記録を持っていました」
「清水寺へ行くので、いつもなら幽霊飴から高台寺まで歩くのじゃが、今回は海外からのお客様を案内するので、ここだけ」
「はいはい。参りましょう」
「写真は三年坂」
「ここで転ぶと3年で死ぬっていわれていますが」
「5年前に試しに同僚を転ばせたが、残念ながらまだ生きている」
「実験するな」「さあ、坂を上がると三重塔」
「天気もよさそうですね」
「そう……朝方雪がかなり降ったが、ここでは青空……しかし油断すると大変なことが……」
「期待させようとしているな」「清水の舞台。冬は凍って足元が危ないので、写真の左端は立ち入り禁止になっている」
「残念ですね」「向こう側からの写真」
「あ、屋根に雪が残っている」
「もっと積もったら、さぞ良かったじゃろう」
「まあ、写真はね」「はい、向こう側の様子」
「こちらの方が屋根が白い」「こちらが下の建物」
「やはり屋根が白いですねえ」
「左端の小さいのが音羽の滝じゃ」
「なるほど」
「さあ、これから……何と、自然の恐ろしさを体験することとなります」
「何が起こりますか」
「それはまた次回」