京都・奈良への旅13:京都その6「町家通り」(2月5日)

「さて、東本願寺から西本願寺へ行くのじゃが、この間がいかにも昔風の建物などが残っている」
「はい。今日は京都の町を散策ということですか」
「上の写真は東本願寺の北側。堀があるので堀川通りと呼ばれる」
「大通りのようですが、交通量は少ない様子ですね」

「こちらは京都らしい格子の家」
「写真ではよく格子が出ていますね」
「外国の方も、京都といえば格子というイメージがあるようじゃ。なぜ京都駅は格子じゃないのかって質問が一番答えに窮した」
「京都のイメージなんですねえ」

「そういう訳でこちらへ案内したのじゃ。
「次の写真も格子ですね」
「『京町家作事組』という木札が掛かっている」

「こちらは少し新しい雰囲気ですね」
津久間という紙屋さん。色紙、短冊など、変わった物も多く、外国人に喜ばれる」

「風流ですね」
「左は観音菩薩の絵入り、右は立て団扇じゃ。観音様も裏が画仙になっている」
「何を書くか悩みますねえ」
「さあ、東西の本願寺を結ぶ町家通りを紹介しなければならぬのじゃが」
「じゃがって……何かありましたか」
「ここにわしとも関連の深い伝道院があるのじゃ。残念ながら、これも修復中」
「はい、写真はありません」
「では西本願寺へ参りましょう」

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