京都・奈良への旅9:京都その2「平等院」(2月4日)

「さあ、平等院に入ろう」
「参りましょう」

「さあ、こちらが
「赤門ですね……東大のが有名ですが……」
「あれは東京にあって、落語でお馴染み赤井御門守(あかいごもんのかみ)の屋敷跡じゃ」
「へえ、そうなんですか」

「はい、お馴染みの光景、鳳凰堂じゃ」
「池に写る姿はきれいですね」

「こちらはお馴染みの鳳凰
「見事な作品です」
「とにかく、建物も素晴らしいが、これだけで建物の千倍の価値がある」
「ええっ……そんなになるんですか」
「そうじゃ。建物は十円、この鳳凰は壱万円じゃぞ」
「……それ、お金のデザインでしょう」
「ということで、これから宇治川へ出ます」

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