京都・奈良への旅2:奈良その1「薬師寺」(2月3日)

「さあ、まず奈良の旅は薬師寺から」
「参りましょう」
「長岡から奈良へ都が移った時に、建物をまるごと運んで来たという。これは710年、今年は平城遷都1300年ということで、盛大なお祭りが企画されている」
「写真は」
「右が中門。奥に五重塔が見えるね」
「下は本堂ですね」

「ご存知の通り、京都・奈良では本堂ではなく金堂という」
「へえ……どうしてですか」
「ん……まあ、こんどう説明しよう」
「詰まらない洒落」

「左上の写真はご本尊の薬師如来
「あれ、撮影禁止でしょ」
「これは国際関係に配慮していただいた」
「右上は奥の大講堂。こちらでお坊さんの講話を伺った」
「でも、外国人ばかりでしょ」
「英語の講話もしていただけるからね」
「そうなんだ」
「さあ、最後に三重塔
「これも有名な建築ですね」
「これは西塔、赤い建物。もう一つ黒い塔の東塔があるが、修復工事のため覆いが掛けられている」
「見られないんですか」
「この夏に一時期だけ公開される。それが終わると25年後まで公開されない」
「大変な修復ですね」
「そうじゃな。こちらの西塔も、戦(いくさ)で焼けて昭和56(1981)年に再建されたものなのじゃ」
「はい、1300年の歴史を感じさせるお寺のご紹介ということで」
「次は法隆寺へ参ります」

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