芸協らくごまつり その3:期待の若手たち

「さあ、今日はこれから伸びる……かも知れない、若手をご紹介」
「ひどい言い方」
「でも、本当に期待している者ばかりじゃぞ」
「じゃあ、参りましょう」

三笑亭夢吉君。今年2月に取手で行われたひだまり寄席に来てもらった。その時は『初天神』を演ってもらった。実は今月21日の同じ会に再登場いただく。写真で感じられる通り、明るく楽しい高座が何より」
「またよろしくお願いします」

「期待の星、ナンバーワン、三笑亭可龍君。これも昨年9月に取手に来てもらい『幾代餅』で観客をうならせた。来年5月から真打じゃ」
「はい、期待しています」

「こちらはこれから伸びる保証付きの昔昔亭桃之助君。二ツ目になってから明るくいい雰囲気になっている」
「楽しみです」

昔昔亭慎太郎君。こちらも来年5月から真打です」
「おめでとうございます」
「続いて笑福亭里光君。上方噺でございます」
「これも取手に来てくれましたね」
「昨年11月じゃな。『動物園』を演じたが、わしとしては『時饂飩』や『須磨の浦風』といった、東京と上方の違いが大きい噺に期待している。上方のくどい部分をうまく消化して、東京落語の中のアクセントになっている」
「はい。難しいですね……これで二ツ目のご紹介は……あれ、おなじみの桂夏丸君がいませんね」
「そうじゃな。2005年以来のサインをもらったが、写真は撮らなかった。まあ、いつでも撮れるから……」
「ともかく、若手の活躍にも期待しましょう……というご紹介でした」
「次は色物さんのご紹介です」

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