10月26日 芸協らくごまつり(3) 噺家さん

「さて、こうしたイベントの最大の楽しみは、噺家さんの写真が撮れることじゃな」
「はい、沢山撮りましたか」
「150枚……都合上、こちらでは一部だけのご紹介とさせていただきます」
「あらら」
「同時にいただいたサインが72組」
「図々しさ発揮ですねえ」
「さて、写真は噺家さんの名前をローマ字で入れちゃったので、ここでもその順で」
「いい加減ですね」
「右上が桂平治。1999年真打昇進以前から、注目していた噺家。とにかく色々なイベントがあると、出演者でないのに来ている。一見して噺家さんと分かる風貌と、義理堅い人だなという印象で記憶に残った。実は昨年すでに色紙をいただいておる」
「説明が長いね」
「下の左は山遊亭金太郎、先月わしの町内会の落語会でトリを取っていただいた」
「ありましたね」
「右は桂小南治。二人とも派手さはないが実力派の演者じゃ」
「大家さんのご贔屓はそういう方が多いですね」

「続いてはステージでの演奏を終えて来られた、三遊亭小遊三。芸協75周年を記念したCD『芸協音づくし』に、会長歌丸と連名でサインを入れてもらった」
「これは貴重品になりますね」
「それから、来年の国立演芸場のカレンダーに二人そろって登場する。こちらもサイン入りカレンダーになった」
「すごい」
「実は色紙はすでに一昨年いただいている。さて、写真右はこのページではお馴染み桂夏丸と三遊亭遊喜」
「二ツ目で頑張っています」

「今、落語界で面白さナンバーワンは誰じゃろう」
「誰です」
「わしの評価で面白いというだけに的をしぼると、落語協会では柳家権太楼。そして、芸協では文句なしに瀧川鯉昇じゃ」
「はい」
「そして、先月襲名披露、今月初めに興行で手拭もいただいている春風亭柳橋。これも文句なしの実力者」
「すごいメンバーですねえ」

「若いのも活きがいいぞ……って、ここでは春風亭昇太……もう若手じゃないよなあ」
「3年半前に、大家さんと一緒に撮った写真がありましたが、二人が同じ顔をしているってんで話題になりました」
「親子疑惑が飛び交ったな。今回は違う顔で写ったから、大丈夫じゃ」
「それは出さないんですか」
「面白みに欠けるもので……サインは色紙と、CDに」
「はい、良かったですね」
「さて、これまた大御所、三笑亭笑三。わしの子供の頃、テレビで見たネタについて話したらびっくりしていたな。今は全く取り上げないネタだそうで……色紙と本にサインをいただいた」
「はい、まだまだありますね」

「さて、やっと歌丸会長をつかまえた……って、実は三回もつかまえたのじゃが」
「どうして三回も」
「一度に色々お願いするのは失礼じゃろう。だから、一回ごとに一つのサインをいだたく。CDとカレンダーは小遊三副会長のところで紹介したとおりじゃ」
「気ィ使っている振りをしているな」
「それから、三笑亭夢丸。毎年独演会にご招待いただいている。お礼かたがた……といいつつ、しっかりとカレンダーとCDにサインをいただいた」
「最後に三笑亭夢之介。その他4,50人の落語家さんに逢ったが、省略」
「二ツ目の二人以外は大物ばかりですね」
「もちろん、会場には上から下までそろっている……サインをさせた一番下は、前座のち太郎かな」
「はい、忙しい一日でした」
「次のページでは、その他、色物さんのご紹介で」
「あら、まだあるの」

色物さんへ進む     表紙へ戻る     芸人屋台へ戻る

inserted by FC2 system