10月26日 芸協らくごまつり(2) 芸人屋台

「さて、前のページではステージの紹介が長くなったので、今日はあっさりと」
「できますか」
「さあ……お店の紹介じゃ」
「参りましょう」
「建物に近い方から……まずは色紙、サイン帖、芸協の本を売っているお店。店番は春風亭鹿の子ちゃんとやなぎ南玉。写真右じゃ」
「何か買いましたか」
「色紙を持って行ったが、5人前買い足し。サイン帖は二冊、それから先代柳橋の本」
「あら、現役の人の本は」
「並んでいたものは全部サイン入りで持っている」
「そうなんですか」
「隣は今日のお祭りグッズ。店番は左から神田蘭ちゃんと神田京子ちゃん」
「乗ってますね」
「二人ともわしのファンじゃ」
「え、大家さんがファンなの」
「いや、二人がわしのファン……実はさっきの鹿の子ちゃんも、わしよりも向こうが先に声を掛けてくるという仲で、わしのファン・クラブの会員になっている」
「で、何を売っているんです」
「記念の扇子と手拭い、バッジにエコバッグ。それから、会長・副会長のグッズ」
「どんなグッズですか」
歌丸のつるつる石鹸
「あら、失礼な」
「そういう商品だから仕方がない、副会長は『トイレでお尻を副会長のトイレットペーパー』」
「う、写真ですね……怪しい雰囲気がただよいますね」

「他にも、幹部のサインや芸協キャラ「バク助」をデザインした手拭、歌丸会長の魚拓扇子など……まあ、全部買ったら大変じゃが、一つずつ入ったエコバッグもある」
「はい、結構ですね」
「それから芸人屋台が沢山あるが、『婆ぁん家(ち)』」
「何です」
「これは三遊亭右紋の駄菓子屋。落語ファンなら、店の名前を聞いただけで分かる」
「そうですか」
「子供の頃の思い出を、ネタとして高座でもよくしゃべっているのじゃ。写真右は、これは普段から婆さんネタでお馴染み、コントD51。当然このお店のお手伝いじゃ」
「はい」

「それから、鶴光冷やし飴と串カツ、関西らしい出し物じゃ」
「へえ」
「すぐ隣が歌春のお店で、ホットドックやら何やらを売っている」
「こうして見ているだけでも楽しいですね」

東京太・ゆめ子の『あつあつポテト』、夫婦が今でも熱々という」
「いいですね」
「名前でいいのは、他に米多朗米福の『米米むすび』とか助六の『助六寿司』とか」
「そのまんまですね」

「他に、女子大生が出している本『らくごまがじん』とか、東京かわら版のお店も出ている」
「何か買いましたか」
東京かわら版が店頭に並ぶのは28日頃、最新号を一足早く入手したし、ちょっと古い本は半額になるので、3冊ほど」
「お金もかかります」
「芸術のためじゃから仕方がない」
「はい、他には」
「まあ、お店の方はこのくらいで」
「では芸人さんとの写真会へ参りましょう」

噺家さんへ進む     表紙へ戻る     ステージへ戻る

inserted by FC2 system