9月20日 ひだまり寄席

「取手の『ひだまり寄席』が今日開催された」
「あ、そうですね。いかがでした」
「今日は顔見知りばかりじゃから、手土産持参」
「はい、まずは」
「講談の神田きらりちゃん。せっかく市で大きなめくりを作ったのに、『落語』って書いてあった。しょうがないね」
「それで、出し物は」
「『山内一豊の妻』。まあ、まだまだじゃが、これだけやれば十分じゃろう」
「よく分かりませんね」
「講談はリズム。要するに歌と同じで、それが身に付いているから聞ける。この演者ならではというものにならなければね」
「はい、続いては」
笑福亭里光君。『動物園』を演じた。上方のやり方なので、少しテンポがないような印象はある。まあ、まだまだ成長してもらわなければならないので、課題がはっきりしている方がいいな」
「次は」
「女流漫才メロディー……テンポもあるし、悪くはないが……どうも作り物めいている」
「またよく分からない評価ですね」
「まだまだということじゃろうな」
「はい、トリは」
三笑亭可龍君。テンポもいいし、分かりやすいし、良かったぞ。『幾代餅』を演った。主人と奥方、主人公と幾代、人物もよく描写していた」
「上出来ですか」
「そうじゃな、まあ個々には少しずつ課題はあるが、全体には素晴らしい席じゃ。本物の寄席ではないから、かなり素晴らしい席だったと評価してもいいのではないかな」
「はい」
「明日は我が家の集会所で中央タウン寄席、金太郎師匠をお招きする」
「はい、毎日忙しいことで」
「ではまた明日をお楽しみに」

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