8月25日 Julie ライブ

「そういう訳で……」
「どういう訳……」
「まあ、色々あって……」
「もうお馴染みの台詞になりましたね」
「今日はマリンバ・デュオ“Julie”、ジュリーの演奏会」
「聞いたことがありません」
「そうじゃろう。今日結成されたグループじゃ」
「あらら」
「右の写真は大橋エリさん」
「……大家さんが追っかけるのはみんな美形ですね」
「でも、○持ちの人○じゃ」
「なぜ伏せ字なんです」
「最近の流行で……」
「意味ないですよ」
「ともかく、彼女と、新田初実さんとのデュオなのじゃ」
「……こちらの名前は聞き覚えがありますよ」
「写真左。2005年、一丸聡子さんとのマリンバ・デュオ“MARS”で紹介している」
「……随分昔ですね」
「思い出のデュオじゃな。職場でやる気を無くして、この年の1月に行われたMARSの演奏会で力をもらった。その後岡山へ行くことになり、その前最後の演奏会が、このMARSだった」
「そうでした」
「それで、岡山から上京すると、たまたま聡子さんが加わる“MODEA”の演奏会が行われているというのが3回……」
MODEAは覚えました」
「クラシックとしては、一昨年オリコンで4部門1位を獲得、昨年も『千の風になって』に抜かれたが、年間2位の記録」
「すごいですね」
「岡山から関東に戻った、最初の演奏会もMODEAだった」
「何か縁があるんですね」
「世の中そういうものじゃ。今年5月31日のライブが、MODEAの中心になっていた小杉紗代さんがニューヨークで活動を決意したための最後の演奏会となった。この歴史的ライブは、このページで報告した」
「色々、関連事項が多いですね」
「実は、そのラスト・ライブにも初実さんは観客として来ていた」
「あら」
「その時わしに挨拶をしなかったので、今日叱っておいた」
「……筋違いだね」
「そうそう、右の写真、真ん中に入ってきたのがその聡子さん」
「今日も来ているんですね」
「そりゃ、もちろん……わしも、そのような縁から、今日の演奏会にも応援に……」
「ここまで前置きですか」
「曲は、『フィガロの結婚』序曲、『サマー』、『フィドル・ファドル』、『ティコティコ』、『リベルタンゴ』、『カルメン組曲』……名曲ばかりなので、作曲家が分からないはずはないということで省略」
「いいんですか」
ジュリー3「尚、『カルメン』はプログラムではビゼー作曲となっていたが、サラサーテがヴァイオリンのために編曲したものじゃ」
「演奏は」
「マリンバだけで一つの世界を構築するのじゃから、色々制限はあるのじゃろうな……『フィドル・ファドル』や『リベルタンゴ』は、タイトルだけでもマリンバでどう処理するのか、わくわくするな」
「そのわくわくは……」
「演奏が終わって満足に変わっていた」
「良かったですね」
「それで、例によって写真を撮って」
「図々しい」
「片づけがあるので、係員がうるさかったが……」
「またやりましたね」
「『俺を誰だと思っているんだ』って言えば、まあ東京では通じるので……」
「しょうがないね」
「そういう訳で、大急ぎで演奏会のご報告でした」

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