6月19日 ハーバード大学「クロコディロス」コンサート

「今日はハーバード大学のアカペラサークル『クロコディロス』のコンサートへ」
「大学のサークルですか」
「それが、学生の中から選び抜かれた12人だけがメンバーじゃから、実力が違う。このグループはレニーとも協演していることは、わしでも知っている」
「そんなに有名なんですか」
「日本の大学のサークルが前座を勤めたが、正直ケタが違うという感じじゃな」
「そんなにすごいですか」
「日本のサークルは仲間が集まって楽しんでいる世界。正直言って人に聞かせるレベルまで行っていない」
「それに対して」
クロコディロスは、歌の実力、ハーモニー、それから舞台でのパフォーマンス、全てがお見事。60年以上の伝統が磨き上げた世界なのじゃろうな」
「曲は」
「『Love Potion No.9』、『Mr. Bassman』、『The House of Blue Lights』、『Sing,Sing,Sing』、『Danny Boy』、『Summertime』……等々……20曲以上。『上を向いて歩こう』は日本語で……とにかく日本でもお馴染みの曲ばかりじゃな」
「懐かしのメロディですね」
「楽しい曲で、踊ったりおどけたり、客席を楽しい気分にさせ、次にはきれいなハーモニーをじっくり聞かせる。そうした構成もみごとじゃ」
「はい。満足の演奏会でしたね」
「まあ、それでCD、DVDに全員のサインをさせて……演奏後、それぞれの行動になるから、捕まえるのが大変じゃった」
「よくやりますね」
「何しろ、初めてで、顔も覚えていないからな」
「はい、ご苦労様でした」

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