5月24日 水戸を行く

「さて、今日は水戸でお仕事。あいにくの雨の予想で心配なのじゃが……」
「まあ、参りましょう」
「まずは駅前の水戸黄門像……とりあえず、明日のコンサートを宣伝しつつ、市内を回った」
「はい」
「まずはコンサートの成功祈願に、東照宮へ」
「日光や上野は有名ですが」
「あちらは、家康公関連でじゃからな。こちらはもちろん水戸家の関連じゃろう。写真下の左じゃ」
「まだ躑躅(つつじ)が残っていますね」
「写真だときれいじゃが、実際にはもう盛りを過ぎているな」
「右側は義公廟堂。義公というのは光圀公、つまり黄門様じゃ。ここで生まれたと伝わっている」
「水戸黄門廻りになってきたな」

「次の写真(右)は水戸城址のすぐそばにある大日本史編纂の地という碑」
「これも黄門様」
「そう、光圀公は、日本史を編纂した。間違った部分もあるが、今の日本史教科書は全部これを基に作られているといっても過言ではない」
「実は学者さんだったんですね」
「そうじゃ。さて、城跡から大通りを越えて西へ1分、弘道館という江戸後期に建てられた藩の学校がある」
「これは写真は」
「省略。これを中心に広い公園になっている。ここを抜けると孔子を祀った孔子廟鹿島神社がある」
「これも写真は省略ですか」
「ちょっと寂しい写真なので……」
「ここから水戸東武館私立博物館など見学させていただき、ぐうんと南へ下がると、黄門さんおしゃべりパークがある」
「写真左ですね」
「印籠にさわると、黄門さんが話をするという……まあ実につまらない……いや、面白い企画じゃ」
「気ィ使っているな……それより、晴れていませんか」
「そうなのじゃ。わしの普段の行いじゃな」
「それは、ないない」
「それで、博物館のすぐそばまで戻ってお仕事」
水戸芸術館、写真は最後に」
「高速下りると見える、水戸のシンボルじゃな。こちらでは茨城在住の音楽家に夜演奏会が行われる」
「皆様もぜひ」
「わしの出番は翌日……もっと早く紹介すればよかった」

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