1月20日 内田奈織ちゃん演奏会

「そういう訳で、1時間の休み時間に、お店を見物。趣味的な専門店が多く、面白かった」
「何か買いましたか」
「和紙のグッズを少々。それから、千葉のお菓子を家内に……実は奈織ちゃんにお土産をいただいたが、家内にはわしが選んだ物を買って帰らないと絞め殺されるんで……」
「はいはい」
「さて、第2部ではドレスも替わって、今度は白」
「いいですねえ」
「このドレスは実は3度目じゃな」
「お気に入りということでしょうか」
「まずは一昨年9月、宝塚の演奏会。この時は第1部で着用。エレガントでいいとほめておいたが、第2部で赤い衣装になったため、舞台でポーズを撮らせた写真のみ」
「例によって図々しくやっていますね」
「それから昨年8月、渋谷での演奏会。この時も最初がこれで、青いドレスになり、最後はピンク……今日はしっかり一緒の写真も撮った」
「いいですね、女性はあでやかで」
「曲目じゃが、概ね第1部と同じ。ただ夕方で子供の数が減っているから、多少大人向けに選曲していた」
「『星に願いを』、『冬のソナタ』、『千の風になって』、『夜霧よ今夜も有難う』……」
「なるほど……大人向けの曲がならびますね」
「お隣に座った人は初めて聞くそうで、演奏が始まる前にいい雰囲気を作るんですよって推薦しておいたのが裕次郎。演奏を聴いて大納得されておったぞ」
「はい、いい雰囲気ですからね」
「その後は『ひとつの願い』と『希望への翼』」
「お馴染みのメロディで無事終演ですか」
「後は恒例の愛する二人のツーショット」
「しつこいですね」
「さっき述べた通り、このドレスではまだツーショットがなかったのじゃ」
「しょうがないね」
「こうして無事終了し、帰宅の途についたのでございます」
「大家さんは無事でしょうけれど……奈織ちゃんの方はしばらくうなされるでしょうね」
「うんうん……わしのことが忘れられなくなる訳じゃな」
「そうじゃないと思うけど……」
「とにかくこれを持ちまして、千葉への旅のご報告を終了致します」

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