1月1日 初詣

「明けましておめでとうございます」
「今年もよろしくお願い致します」
「さて、12月30日の演奏会を終えて、家内の実家へ」
「大晦日はいかがでした」
「天井についている電灯などの掃除……家内の実家は男手がないので。それから買い出し……もちろん、荷物持ちじゃ」
「それから飲み始めるが、わしが大酒飲みだと思われているようで、どんどん勧める。お正月用に用意したビールがこの日でなくなった」
「あら、どうします」
「大丈夫。前日の30日に飲んだ量から計算して、買い出しの折、1ケース買ってきた」
「それで大丈夫ですか」
「多分……まあ、この大晦日、飲み続けてゲンナリした。今年は一切飲むのをやめると誓った」
「本当ですか、昔は紅白歌合戦を見て、恥ずかしいから飲むしかなかったと言ってましたね」
「今年は誰も紅白を見ようという人がいないから、ちゃんとしたお酒だったぞ」
「さて、こうして迎えたお正月」
「朝まず一杯やって、初日の出を見に行った。昨年と同じ、雲一つなく、まん丸の見事な初日の出……右上の写真参照」
「この日は何をしていました」
「戻ってからお屠蘇を祝って、これも例年恒例の深大寺へ初詣」
「今年は混雑していました」
「これまた左ちょい下の写真参照」
「さて、戻ってから正式に飲み始めて……」
「あれ……大家さん、今年は一切飲むのをやめると誓ってませんでした」
「それは昨日の記事じゃないか。もう年が変わっているぞ」
「あれ」
「まあ、この間はテレビを見ながら……昔から正月はお笑い番組だけが楽しみじゃった」
「過去形になりましたね」
深大寺「大晦日は浅草からの中継で、漫才……毎年欠かさず見ていたが、今年ほどどうにもならない、ひどい、救いようのない、最低最悪の番組はなかった」
「すごい言い方」
「だいだいネタのほんの一部を見せて何が面白いのじゃ。落語でマクラをカットして、ストーリーも無視、くすぐりの面白いところだけをちぎって放送したら、どうなる」
「それなら苦情殺到でしょうね」
「NHKは平気でそれをやっているのじゃ。漫才だからいいのか……まあ、NHKって演芸が分からないのは皆さんご存知の通りですから……」
「まあひどい番組を作っているってことですね」
「1日の朝は、2つの局で漫才やコントをやっていた。一方は売れない芸人が1分出て採点するというもの……」
「いかがでした」
「なるほど、売れないなという世界じゃ。それなのに、審査員の採点で一人も落選しないのに呆れて……もう一方の局へ」
「こちらは」
「ちゃんとした漫才を全部放映していたから、救いはあった」
「これも過去形ですね」
「一通り終わると、ゴタゴタと『芸ではない』何かを始めて……ああ、見るに耐えない」
「正月ってそういうものでしょう」
「それで『大笑点』が始まり、まあ義理があるから『大笑点』をつけっ放し」
「これは仕方のないところですねえ」
「しかし、例年のことながら、ひどい番組じゃな。あの、100人陸上の下らなさ……午前中の1、2回であとはこのコーナーになると違うものを見たりしたが……まあ、あんな物を喜ぶ人もいるのじゃろうか……」
「少なくとも『笑点』ではないですね」
「そう。大喜利もひどいものがあるが、これは仕方があるまい。それに、TOKIOの努力は認めてやる。大喜利よりもよっぽど面白い」
「はい」
「それに輪を掛けてひどいのが大食い。アメリカから来た連中の食い方の品のなさ、汚さ……呆れかえるばかりじゃ」
「そこまで言う」
「一方、日本代表の人達はそこまで下品ではないことが再認識できたのが収穫かな。食文科でアメリカがいかに遅れているかということなのじゃろうが……」
「はいはい」
「アメリカの真似をして、食いながら歩くとか、品のない日本人が増えているのも情けない」
「今日はそういう話題ですか」
「そういう訳で、昼から夜まで飲み続け、無事1日が終了致しました」

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