10月24日 夏丸ろべえ仙花勉強会

夏丸君達の勉強会へ」
「行きましたか」
「とにかく大変なのじゃ……退勤時間直後のバスに乗れれば、開演5分前に着く。これに乗り損なうと、開演時間に最寄り駅到着……これも、バスがちょっと遅れが出たら、同じ電車になってしまう……」
「一か八か……大家さんの人生と同じですね」
「そうほめるな」
「ほめてない」
「まあ、昨日はうまく行って、開演からちゃんと参加できたのでございます」
「いかがでした」
夏丸君の『宗論』、まだ慣れていないのか、言い間違いや口ごもる部分がちょっとあったな……まあ、勉強会じゃから、その当たりは大目に見よう」
「その当たりでない部分は」
「メリハリがついて面白かった。やはり二ツ目になった自覚と勢いじゃろうか……人物が生き生きとしていた……慣れてくると息子の明るさが全面に押し出されてもっと良くなるじゃろう」
「はい。ろべえ君は」
「『鰻屋』を演じた。こちらはキャリアには差がないが、二ツ目になったのが早い。それだけ熟練もしつつあるなあ。マクラの何となくだらしのない雰囲気、それはそれで面白い。本筋に入ってからは締まりもあるし、いいんじゃないか」
「それがキャラになれば……」
「そうなのじゃ。鰻屋へ来る2人と鰻屋の主人、3人の人柄も見えて上々の出来だった」
「最後に仙花ちゃん」
「今日は家々を回って獅子舞等を見せる、その時にご祝儀でやる漫才風なやりとりを、一人で演じた。大阪から九州にかけては『仁和可』というのがあったなあ」
「はい」
「まだ成長する3人、雑誌にも紹介されるようになって、張り切っております」

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