レオナルド・ダヴィンチ展 & ジーザス・クライスト・スーパースター

「そういう訳で……」
「どういう訳です」
「昨日の記事じゃが、『The Mind of Leonardo』へ」
「……『レオナルド・ダ・ヴィンチ〜天災の実像』展でしょ」
「パンフレットにあったのを引用しまして……」
「英語ダメなのに、無理しないの」
「今回は『受胎告知』という作品が来日」
「そうですね。混んでましたか」
「9時半の開場じゃが、9時15分頃に行ったが、既に千人ほどならんでいた」
「人気ですねえ」
「それで実際に入場したのは9時40分くらい……まあ、こんなものじゃろう。実は見学を終えて10時過ぎに表へ出ると、入場まで40分かかるという看板が出ていた」
「……大家さんのは25分だから、少し混んで来たんですか」
「いやいや、わしは開場前に行ったのじゃから……どんどん混んできた状態じゃ。お昼頃には2時間待ちになるという予想だそうじゃ」
「絵は見られたんですか」
「え、絵って何じゃ」
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を見に行ったんでしょ」
「あ、そうか……すごい人だなって……そっちばっかり気にしていて……」
「しょうがないね。それで、本当は」
「そりゃあもう……混雑していたので、足を止めずに歩きながら見るようにって声が掛かっていた。まあわしは止まって見て、何か言われたら『俺を誰だと思っているんだ』って……」
「わがまま者ですから……」
「その後第2開場もゆっくり見て、上野を後に池袋……」
「痴楽綴り方狂室ですね」
「実は外回りで、浜松町へ」
劇団四季ですね」
「『ジーザス・クライスト・スーパースター』ジャポネスク・バージョン」
「はい」
「関係者の挨拶を受けて、昼飯……近所の飲み屋のサンドウィッチ……」
「何です、そりゃあ」
「差し入れじゃ……まあ、これで腹ごしらえをしたが……雨の予想がなくなったと思ったら、それどころじゃない、異様な晴天」
「そうでした、いい天気でした」
「いい天気……見ろ、こんなに焼けてしまった」
「……あ、これ鼻の頭が赤くなっているのは、飲み過ぎたんじゃないんだ……すごい天気でしたから……」
「そうじゃろう……天気は節操がないなあ……このブログの津山のお天気というシリーズは打ち切りになったが、関東のお天気シリーズを作ろうか」
「やめた方がいいでしょう」
「ともかく、クライスト役は柳瀬大輔君、ユダは芝晴道氏、マリアはえくぼの高樹美果ちゃん……」
「私ゃ分かりません」
「ユダの気持ちを中心とする心理ドラマの要素が強いので、実に難しいなあ……しかし見応えはある。今回はお願いして椅子に寄り掛かるのではなく、前のめりになる3階席に入れてもらったが、この姿勢は辛いな」
「そうですか」
「まあ、とにかくドラマチックな感動はある……」
「はい……まあ、今日はこれまでですか」

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